Facilities
設備紹介
マルチスライスCT

X線の検出器を体軸方向に複数用いることで、X線管球1回転当たり1枚の画像を得ていた従来のCTに比べて、短時間で多くの断面を撮影できる最新のCTスキャナーです。 当クリニックで導入されるCTは検出器が体軸方向に16列あり、薄さ0.625mmの画像がX線管球1回転で16枚瞬時に得られます。
CTが発明された当初は検出器が1列で撮影されていました。一断面毎に寝台を止めてX線管と検出器を1回転させて一断面を撮影し、撮影が終わったら寝台を少しスライドさせて次の断面を撮影するということを繰り返していました。その後、X線管と検出器を回転させながら、連続的に寝台をスライドさせて撮影するへリカルCTが開発されました。更に検出器の多列化が進み、現在主流になっているマルチスライスCTに発展しています。
MRIとの比較した点

MRI装置と比較して、マルチスライスCTが優れている主な点としては
- 検査時間が非常に短く、一度に広範囲の撮影が可能
- ペースメーカーや体内に磁性体があっても施行可能
- 撮影時の音が小さい
- 装置が小さく、閉所恐怖症の方でも撮像できる
- 細かく撮影しているため、撮影後の画像処理で任意の断面で評価できる
その他の設備について

レントゲン撮影装置
小児、成人のいずれも対応しております。画像検査で肺炎などの検索が行えます

16列CT:Alexion16
Canon社製16列CTです。レントゲンではわからない小さな肺病変も見つけることが可能です。また、レントゲンで調べることが難しい頭部、腹部についても画像での病気の検索が可能です。

MostGraph-02
CHEST社製の呼吸機能検査機器です。通常のスパイロメトリーに加え、呼吸抵抗を測定し気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患の詳しい検査が行えます。

NIOX VERO
CHEST社製の呼気一酸化窒素ガス分析装置です。呼気一酸化窒素ガス分析は気管支喘息の診断における重要な検査の一つであり、一般的に難しいとされる気管支喘息の診断を補助します。

ピッコロエクスプレス
およそ12分と短時間で測定可能な院内生化学分析装置です。特に発熱など具合の悪い方、緊急性の高い方は院内で血液検査を実施し、なるべく早く適切な治療の導入を目指します。

血算分析装置
短時間で測定可能な血算分析装置です。生化学分析装置と同様、緊急性の高い場合に使用させていただきます。

ID NOW
新型コロナウイルス検査機器です。高精度、短時間で検査を実施できます。